北海道の地チーズ

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  • さらべつチーズ工房

  • 美しい外皮を生み出す更別村のリネンス菌

 2011年2月から売り出した「トカッジィオ」は、塩水で洗うウォッシュタイプで、このタイプにしては匂いがおだやかで、風味がやさしい。外皮はピンクがかったオレンジ色で、うっとりするほどきれいな色をしている。「これはイタリアのタレッジオの作り方を基本にしているんですが、向こうのリネンス菌を塗っているわけではないんです。この村に常在している菌が自然に付いて、こういう色になるんですね」。野矢敏章さんはもともと大根農家で、高級ブランド「百姓物語」を主に関西方面へ出荷している。いまのチーズ工房は大根の冷蔵庫として20数年使ってきたもので、大根が良い菌を持っていたのではないかという。菌の働き方はなかなか奥が深い。野矢さんはドライの乳酸菌は使わず、必ず自分で培養して活性化してから使っている。セミハードタイプの「酪佳」は最低でも1年間熟成させたもので、タイミングによっては1年半以上熟成させることもある。それだけに深いコクがあり、洞爺湖サミットでは各国の首脳にふるまわれて、好評だった。

さらべつチーズ工房

〒089-1542
河西郡更別村北1線95
TEL 0155-52-3195 FAX 0155-52-3253